「佐渡島の金山」世界遺産登録に向けて

昨日の外交部会を含めた合同会議（外交部会・文部科学部会・外交調査会・文化立国調査会・日本の名誉と信頼を確立するための特命委員会）において、「佐渡島の金山」世界遺産登録に向けて今後の流れを関係者間で整理した。

そもそも佐渡島の金山については、申請内容とはまったく異なる時代の事案を韓国が強引にねじ込んできたことが問題の発端。江戸時代の遺産を議論しようにも、韓国側は日本統治時代の労働問題について日本の責任を一方的に主張。文献など歴史的事実を元に反論しても、話は前に進まない。とにかく佐渡島金山の世界遺産登録を何が何でも妨害しようとする、言われなき誹謗と嫌がらせである。

しかし、世界遺産登録を実現するためには、国際社会での議論に勝たねばならない。負けてしまえば、日本側の主張そのものが誤りであるとの誤解が広まることになる。したがって、日本側は勝てる体制と国際社会を説得する戦略が必要だ。政府からは、国、新潟県、佐渡市の連携関係と共に、それぞれの担当部署や所属人員の構成図について説明があった。また、現在世界遺産委員会委員国の在京大使館情報や、日本と相手国・地域との友好親善を目指す議員連盟や役職議員一覧についても確認を行った。今後は政府と密に連携しながら政府レベルでの説得と共に、必要に応じて議員間交流のネットワークも生かして「佐渡島の金山」そのものの歴史的、文化遺産的な価値を知ってもらう努力が必要だ。

【佐藤正久オフィシャルブログより転載】