【シリーズ 泥棒の目】井戸端会議や近所の付き合いは面倒

私が子供のころは、町のあちこちで主婦の井戸端会議が盛んでした。

今は共働きが多く、また結婚しない方も増えているとのこともありますが、やはり隣近所のコミュニケーションが乏しくなって、井戸端会議が少なくなりました。

泥棒や訪問販売の下見調査員や営業マンは、自分自身はこの町の者ではない、つまり「異物」であることを知っています。ましてや、泥棒なら住民の人に顔を見られたり覚えられたりは決してしたくないものです。

井戸端会議の話題の多くは、隣近所の噂話や各家庭内のお話となります。つまり、町の情報が集まっているのです。どこの家庭の御主人が誰でどこで働いていて、子供はどこの学校に行ってるかなどは当たり前で、中には知られたくないことまで知っているケースもあるでしょう。

そこから、井戸端会議や近所の付き合いは面倒であると思われるかたも居られるかもしれませんが、「防犯」を考えたときには、井戸端会議のある町。コミュニケーション能力の高い町は、非常に防犯性の高い町であるといえるのです。

井戸端会議中、見慣れない男(女)が家をじろじろ見ていたとします。当然、話題がその話題になり、数人が「あの人怪しいわ~」などとじろじろ見ることでしょう。下見途中だった泥棒は、住民にじろじろ見られたことで、とりあえず、その1ブロックでは泥棒をしな確率が大きく高まります。

それだけ井戸端会議やコミュニケーション能力は、町の防犯の向上に役立つのです。

是非とも、面倒がらずに近所の方とコミュニケーションを取ってください。そして井戸端会議があれば積極的に参加して、「井戸端会議は防犯にも役立つらしいよ」とお伝え下さい。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

新着記事
会員限定
おすすめ
PAGE TOP
ログイン 会員登録
会員登録